感染症・薬剤

一般的な消毒薬

各種消毒薬はそれぞれ固有の抗微生物スペクトルをもつことから、消毒薬を使用する上で留意して選択しなければ、期待する効果を得られない。 病原微生物の分類 微生物の大きさは、寄生虫、真菌、細菌、リケッチャ、クラミジア、ウィルス、プリオンの順に小さ…

B型肝炎ウィルスとC型肝炎ウィルス

B型肝炎ウィルスとC型肝炎ウィルスは、肝炎の主な原因として知られています。これらによる肝炎はウィルス性肝炎と呼ばれ、肝硬変や肝癌につながることもあるため、適切な治療を行う必要があります。 肝炎ウィルスにはA~Eの型がありますが、ここでは血液や体…

抗血小板薬

血栓は脳梗塞や心筋梗塞の原因となるため予防が必要です。予防のためには血栓形成を防ぐ薬を服用します。血栓の形成は、血管が傷つくことで始まります。血管が損傷すると血小板の粘着性が高まると同時に血小板内で「トロンボキサンA2」の産生が亢進します。…

糖尿病治療薬の種類

スルホニルウレア(SU)系 スルホニルウレア系薬は、膵臓のランゲルハンス島β細胞に存在するSU受容体に作用し、カルシウムイオンを増加させインスリンの分泌を促進する。 さらに、筋肉のブドウ糖を取り込む力を向上する作用や肝臓からのブドウ糖の放出を抑え…

降圧薬の種類と作用機序

カルシウム拮抗薬 血管は平滑筋により伸縮している。平滑筋の収縮時には、平滑筋細胞にカルシウムが入り込み、血圧が上昇する。平滑筋細胞膜にはカルシウムイオンの入り口である「カルシウムイオンチャネル」が存在し、ここからカルシウムイオンが細胞に入る…